というのも、お相手の男性は他の結婚相談所の会員さんだったのですが、どうやら女性との交際経験がほとんどなかったようで、なかなか交際が前進していかなかったんです。
何回もデートをしているのにいつまでも敬語だったり、デート中の会話もいつも同じような世間話で終わったりと全く距離が縮まりません・・
やはり彼が女性に慣れていないせいか、彼女をリードしてくれることもあまりなく、肝心な愛の告白も全くなかったそうです（笑）
こんな状態の交際が2カ月続いたので、彼女は非常に不安になり相談に来てくれました。
じっくり話を聞くと彼の改善点がたくさん見えてきました。
ここをこうすればもっと関係が深められるのに、ここを治せばもっと結婚が近づくのにと言いたいことがいっぱいあるわけです（笑）
しかし、彼は他の結婚相談所の会員さんなので、直接アドバイスするわけにもいきません・・
そこで、彼の担当者と直接話をする作戦に出ました。
彼女の今の心境や考え方を伝えて、「彼にはこのように行動してほしい」「こんな言葉をかけてほしい」「こんな形で接してほしい」ということを担当者にストレートに話したんです。
お相手側の結婚相談所は開業して1年くらいでまだ経験が浅かったこともあり、こちらの助言を真剣に聞いてくれ、そのまま彼にアドバイスしてくれました。
それからは少しずつ交際が前に進み始めたのですが、それでもまだ2人にぎこちなさが残り、ちょくちょく彼女から相談を受けていたんです。
その相談のつど、彼の担当者に連絡を取り、「今度はこんなふうにアドバイスしてほしい」「こんな感じで指導してほしい」と遠慮なく言わせてもらいました（笑）
その甲斐があり交際4カ月くらいになると急速に交際が進み始め、彼女の不安も消え、相談もほとんどなくなりました。
そして、最後のプロポーズの段階でも、彼の担当者にそのタイミングやシチュエーションなどを綿密に伝え、いざ決行してもらうことに。
もちろん大成功です。
もともと2人は性格や価値観が似ている面があり、お見合いのときから気は合っていたようなので、ウチでしっかりサポートしていけば必ず成婚すると確信していたんです。
交際が思いのほか長引いたため多少の心配はありましたが、どうにかゴールインとなり心底ホッとしました〜
先方の結婚相談所にいろいろご協力いただいたお礼の電話を入れると、逆に感謝され、今回非常に勉強になったので、これからも何かあったら相談に乗ってほしい、いろいろ教えてほしいと言われました。
長く結婚相談所を運営していると、このようなケースはときどきあるんですね。
当然ウチの会員さんの幸せのためですから、同業者さんとはいえ、いくらでもサポートさせていただきます（笑）
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